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2016年9月

2016年9月30日 (金)

十月の月次しをり

五色絹

ごしきのきぬ

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 神社の御神前にはさまざまな威儀物が奉安されてをります。そこに盾や矛とならんで真榊があります。これには左右に鏡と玉、剣とともに五色絹が掛けられるのが普通です。この五色は「青・黄・赤・白・紫」の絹がこの順に重ねられてゐるのが慣例です。この五色は大陸の五行の考へに起源がありませう。五行では「木・火・土・金・水」が基本の元素でこれが循環してゐます。そしてこの五行を表す色が「青・赤・黄・白・黒」とされます。わが國の風習では、赤と黄の順序が入れ替はり、黒の意で紫が使用されるのが慣らはしとなってゐます。
 この五行の五色は、方位では青が東、赤が南、白が西、黒が北で、それぞれ「青龍・朱雀・白虎・玄武」の四神が方位の守護神で、黄は中央の色とされます。また季節(暦)では春が木(青)、夏が火(赤)、秋が金(白)、冬が水(黒)となりますが、土(黄)は四分割して各季節の合間に振り分けられます。これが土用です。夏の土用だけが鰻を食べる日として話題になることが多いのですが、秋・冬・春の土用もあります。十月二十日が土用の入りで十一月八日の立冬の前日までが土用です。

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