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2015年1月31日 (土)

二月のしをり

あまたなる人らの支へ思ひつつ
白木の冴ゆる新宮に詣づ

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新年にあたり宮内庁より発表された陛下の御製です。伊勢の神宮の式年遷宮が齋行されたのは一昨年になりますが、昨春、両陛下には伊勢に行幸啓されて神宮に御親謁あらせられました。その折りの「大勢の人々の奉賛といふ支へによるものであることを深く心に思し召されながら、見事に美しく造営がなった新しい御正宮にお詣りしました。」といふ御心が表されてをります。
式年遷宮は主として全国神社の氏子・崇敬者の方々が「国民総奉賛」として淨財を献納、お蔭をもって完遂されました。(別宮や攝末社等の遷宮はまだ継続中)このことを陛下が大変大きくお心におとどめになられてをられることが拝察される御製であります。神宮のお祭りは、その御神体が皇位と不可分の「八咫鏡」のお祭りであるのですから、いはば天皇直属のお祭りであります。その神宮のお祭りの中の最大の重儀である式年遷宮は、江戸時代には幕府が責任をもって遂行しました。明治以降は政府が所管しましたが、新憲法の下では政府が関与することがなくなりました。そこで「国民総奉賛」としておこなはれることとなりました。
しかし、このことは、国民が擧って陛下のおまつりを御奉賛まをしあげ、陛下もまた今回の御製のやうに、そのことをしっかりと御心にお刻みになられて、神宮のお詣りをはじめとして、「まつり主」としてのおつとめをされてをられるそのお姿こそが、「君民一体」の我が国伝統的な國の形の見事な現れとみることができるのでありませう。
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