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2014年4月30日 (水)

五月の月次しおり

琵琶島神幸式

びわじましんこうしき(おわたり)
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瀬戸神社の御例祭は五月十五日です。江戸時代の記録(新編武蔵風土記稿)では四月中酉日が例祭とされてゐますが、明治の太陽暦採用により五月十五日となりました。この中酉日には神輿を琵琶島の弁天社まで渡し、神主は衣冠にて供奉するとも書かれてゐます。この琵琶島神社への神輿渡御の神事を古くから地元では「おわたり」と称してきました。このおわたり行事がいつから始まったのかは明確ではありませんが、江戸時代にはかうした記録からすでに定着してゐたことに間違ひありません。室町時代の文献に鎌倉公方の社参のことなどが見えますから、おそらくその頃までは遡る行事でせう。
 現在のおわたり行事は、大祭式の終了後の午前十一時ころです。ご神体を神輿にお遷しして行列は琵琶島に向かひます。弓矢や鉾などの威儀の物を捧持した一団が御神輿を先導しますが、この時の弓矢は文政二年に江戸神田佐久間町の森川氏が奉納されてものが今日も使用されてゐます。
 神輿が琵琶島に到着すると、琵琶島神社に献饌、祝詞奏上ののち、神楽「御幣招き」一座と「浦安の舞」が奏されます。平潟湾の海風のなかでの雅びな行事ですので、どうぞ御参詣下さい。
2605

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