« 「野の花会」国旗小旗つくり | トップページ | 一月の月次しおり »

2013年11月29日 (金)

十二月の月次しおり

恩頼

みたまのふゆ
--------------------------------------------
祝詞に使はれる言葉に「みたまのふゆ」があります。神々から私たちが受ける恩徳、ご加護といった惠みやお力、いはば神々のエネルギーとでもいふやうな御神威を尊称した言葉です。私たちはつねに「みたまのふゆ」をいただいて生かされてゐるといふことを思ふべきなのです。
ところで「みたま」といふのは「神霊」であり、目には見えなくても神々の御存在そのものを指すことは判りますが、「ふゆ」といふのはどんな意味なのか、判りにくいかもしれません。
「ふゆ」といへば「冬」を連想するのですが、この「ふゆ」の意味は、「増ゆ」「殖ゆ」であるとされてゐます。神々の「みたま」が増殖し、その殖えて部分を私たちが分けいただくのが「みたまのふゆ」と云ふ訳です。
また「殖える」ためには「振る」といふ動作が伴ふともされます。「たまふり」です。「たま」を振動する、ゆらゆらと揺り動かすことで、霊力が活性化し増殖してゆくといふ感覚を古代の人々は認識してゐたのでせう。
寒さに「震える(振るえる)」「振ゆ」を「冬」の語源とする説もありますが、むしろその寒さの中で「冬ごもり」して霊力を蓄積し、増殖する期間が「冬」であるとするほうが、古代人の実感的な語源説とならうと思はれます。
2512

|

« 「野の花会」国旗小旗つくり | トップページ | 一月の月次しおり »

月次のしをり」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 十二月の月次しおり:

« 「野の花会」国旗小旗つくり | トップページ | 一月の月次しおり »