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2013年4月30日 (火)

五月の月次しおり

三嶋大明神(みしまだいみょうじん)

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 瀬戸神社のもう一つの呼称に「三嶋大明神」があります。江戸時代に吉田兼敬の筆になるこの御神号の額も残ってゐます。源頼朝が伊豆の三嶋大明神を勧請したのがその起源と云はれますが、それは後世に歴史上の著名人に付会してできた伝承で、実際には頼朝以前に起源は遡ると考へられます。
 金龍院にある飛び石に三嶋の神が飛び来たったといふ伝承や、伊豆から流された御幣が着岸したところに祀られたとする伝承もあり、頼朝以前の鎮座を示唆する古い形式の伝承です。
 伊豆三嶋大社は現在は三島市にありますが、古代には伊豆半島の先端に近い白浜にありました。そこには后神とされる伊古奈比命神社も鎮座してゐます。大島を始め、伊豆七島を間近に臨むところですが、伊豆の島々は火山列島で古来噴火を繰り返し、時には溶岩を流出して新たな島や土地を造成するなど偉大で恐ろしい力を秘めてゐます。この力を神として「三嶋大明神」と崇めたのが起源でせう。この進行は伊豆山、箱根、富士の信仰とも結びついてゐます。
 古代から中世に、この三嶋大明神を崇める人々が、三浦半島、房総半島、東京湾から関東平野にまでその崇敬を伝へたやうですが、その拠点のひとつが六浦湊の瀬戸神社であったのでせう。
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