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2013年1月31日 (木)

二月の月次しおり

初午

 二月の最初の午の日を「初午」と云ひ、全国のお稲荷さんのお祭りがあります。お稲荷さんの根本社は京都の伏見稲荷大社です。古代、この地域は秦氏の勢力があったとされますが、和銅四年の如月の初の午の日に、深草の長者秦公伊呂具といふ人が伊奈利山の三ヶ峰に三柱の神を祀ったのがその起源とされ、以来、初午が稲荷の祭日となりました。清少納言も初午詣での様子を「枕草子」の中に書いてゐますが、平安京の多くの人々が初午詣でをして稲荷山が賑わったことが知られます。本来の旧暦初午は、もっと春めいた行楽にも適した時期のお祭りであったのです。
 稲荷の御祭神は「倉稲魂神(うかのみたまのかみ)」と申し上げます。「うか(うけ・け)」は豊かな食物・穀物の実りや食事を指します。「保食神(うけもちのかみ)」と称することもあります。稲荷の神使は白狐とされますが、そのいはれには諸説があります。また平安遷都とともに、弘法大師により東寺の造営が行はれましたが、この時にも稲荷の神の御利益があったとのことで、稲荷信仰は仏教ともつながりをもちます。仏教では護法善神の「ダキニ真天」とよばれ、白狐に乗った姿で表されます。
 以後、稲荷は武門により城郭の守護神として祀られたり、商人により商売繁盛の屋敷神として信仰されるだけでなく、地域の稲荷講の神として社会のつながりを構築する役割をはたしつつ、全国津々浦々にお祀りされてきました。
H2502

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