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2012年9月11日 (火)

九月の月次しおり

天下之神物(あめのしたのみたまもの)
「造伊勢二所太神宮宝基本記」といふ鎌倉時代に伊勢信仰の根拠となった書物に記されてゐる詞です。「人はすなはち天下のみたまものなり。すべからく静謐を掌るべし。心は神明の主たり。わがたましひを傷しむるなかれ。神は垂るるに祈祷をもつて先となし、冥は加ふるに正直をもつて本となす」と記述されてゐて、室町時代から江戸時代の吉田神道、垂加神道においても大切な教へとして継承されました。人は神と一体となることのできる存在であり、人の心(魂)とは神が宿るべきものであるから、つねに静謐に、清らかに保つことを心掛けるべきであると説きます。そして神はその功徳を垂れるには、清らかないのりを前提とし、また眼にはみえぬ御利益は正直を根源として表されると述べてゐます。神道的な神へのいのりは、ただただ一方的に神に帰依し任せるといふより、神と人とが相互に相通じ合ふものとして、自分自身の心を清め高めることが神を崇め尊ぶことであり、神と通ずることにより、我が身を守り、心を清め、そして向上して豊かさの獲得にいたるものとなるのです。
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