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2012年4月30日 (月)

五月の月次しおり

大山津見神(おほやまつみのかみ)----瀬戸神社の主祭神について

瀬戸神社の主祭神は大山津見神と申上げます。この「大山津見神」は古事記の表記で、日本書紀には「大山祇神」、風土記には「大山積神」と表記されます。いづれにしても「おほやまつみのかみ」のやまとことばの神名を漢字で表記したもので、偉大な山の神霊といふのが語原的な意味となりませう。対比的には海の神は「わたつみ」です。古事記によれば、奇稲田姫の親神足名椎は大山津見神の子と名告ってゐます。須佐之男命は八岐大蛇を退治したあと、この奇稲田姫を妻とし、その子神の八嶋士奴美神が大山津見神の娘、木花知流比賣の娶って生まれたた子の子孫が大国主神です。また大山津見神の娘、神大市比賣との間に生まれたのが大年神と宇迦之御魂神(お稲荷さんの御祭神)です。「おほとし」の「とし」は稲をはじめとする穀物のみのり、一年の収穫を意味することばです。このやうなことから、大山津見神の御神徳を拝察すれば、単に自然界の山岳の神といふにとどまらず、治山治水や防災を司どる神であり、水田耕作をはじめとする農林業の神であり、さらにはそれらを通じて、国土建設、経営の祖神でもありませう。大山津見神の神の娘神、木花之佐久夜毘賣が瓊瓊杵尊と結ばれ、その御子孫が神倭磐余毘古命、初代神武天皇になられるのみ意味のあることと思はれます。
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