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2011年11月29日 (火)

12月の月次のしおり

「ひもろぎ・いはさか」
今日、神社には本殿・拝殿などの御社殿があり、本殿のなかに御神座があって神々が祀られてゐるのが一般的な神社の姿です。しかし、太古にはかうした社殿の設備はなく、神々を祀るのには随時、神々を適宜の場所にお招きしました。神聖とされる樹木を御神座としたり、厳かな岩石・巨岩などを神座として神々をお招きしたのです。その御神座となる樹木などを「ひもろぎ」といひ、巨岩などを「いはさか」と称します。
 天孫降臨のときに、中臣氏の祖神である天児屋命と、忌部氏の祖神である太玉命に「宜しく天津神籬、天津磐境を持ちて、葦原中國に降りて、また皇御孫のために斎ひ奉れ」と命ぜられました。この神勅が我が国が「まつり」の国としての特質を有する起原であり、皇室のまつりをはじめ、全国神社のまつりの根源であるともされます。時代が降るにしたがひ、神社の、まつりは社殿を設けてその中でなされるやうになりましたが、まつりの起原は「ひもろぎ」「いはさか」のまつりであることは忘れないでおくべきでせう。
大自然と一体となった祭場において古代の「まつり」は行はれてゐました。神社の多くが今日も「鎮守の杜」に囲まれてゐて、海や山の霊気を受けることのできる環境を保ってゐるのはそのためです。

以下でpdfが開けます。
「12月月次栞」をダウンロード

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