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2011年5月 1日 (日)

茅巻(ちまき)

月次のしおり:5月

童謡の「せいくらべ」に「ちまきたべたべ兄さんが・・・」とあるように、五月五日の端午の節句には「ちまき」を食べる風習があります。
柏餅も五月の食べ物ですが、この風習は江戸時代からで、茅巻のほうが古い習慣のやうです。
柏の葉は、新芽が成長するまで古い葉が落ちないことから、親子・家系の断絶することのない縁起物とされたのがその始まりのようです。
茅巻の茅は、茅の輪くぐりにも使用されるように、古来、厄除のはたらきがあるとされたものです。
古代には春になると人々は「薬狩り」といって、野にでて香り高い草を積みました。
薬草は服用するのみでなく、それを袋に入れ、五色の糸で飾り、軒下や室内に吊るして除魔のお守りともしました。
これを薬玉(くすだま)と言ひました。
京都の祇園祭では厄除茅巻が頒たれて、各家の玄関先などに吊るされますが、かうした古代の風習の名残と、蘇民将来伝説とも関連する祇園信仰が結びついたものと思はれます。

瀬戸神社の例祭(5月15日)のお神饌にも、茅巻がお供へされることとなつてゐます。

Photo

現在は笹の葉まきの茅巻をお菓子屋さんにお納めいただいてをりますが、古くは茅の葉でご飯を巻いた古い形式のものでした。
武蔵国一之宮である埼玉県大宮の氷川神社では、この茅で巻いた「ちまき」をお供へする行事があります。
当社の茅巻神饌もさうした古い祭の姿を今日に伝へるもののひとつです。

当社の例祭の神饌には、もうひとつ、古来の形式を残したものがお供へされます。
それは「もっそう」(盛相)とよばれる、ご飯を高盛りにしたものです。

Photo_2

かうした古式の神饌に当社の由緒の古さが伺へます。


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